マーブル紙製作・販売

製本工房リーブルでは、オリジナルマーブル紙の製作と販売を行っています。

マーブル紙の歴史は古く、1150年頃に日本の越前で始まったと伝わる伝統工芸の『墨流し‐suminagashi-』に由来していると言われています。その後、トルコへ伝わり『エブル-ebur-』としてオスマン帝国時代に大きく発展しました。ヨーロッパへ伝わりマーブリングとして世界中に伝わりました。

ヨーロッパでは古くから装飾に用いられている工芸紙で、その模様が大理石(marble)を連想させることからこう呼ばれるようになりました。          工芸製本では、本の表紙や見返し、函の装飾などに使います。

またマーブル紙を使用したオリジナル製品の販売もしております。

マーブル紙の作成方法

まず槽の中に粘性のある溶液を満たし、水面に絵の具を落としていきます。溶液と絵の具、それぞれの濃度の調整が肝心です。

この絵の具を様々な道具でゆっくりと動かし、模様を描いていきます。

模様が意図した通りに定まってきたら、紙を端から静かに水面へと下ろし、絵の具を吸着させます。この時、空気が入らないように注意しないと染まらない部分が生じます。数秒おいてから紙を引き上げ、30分ほど乾かしたら完成。

マーブル紙の販売

このように作成したマーブル紙を、各種サイズ取り揃えて販売しています。

上段の棚は手前に引き出してご覧頂けます。

基本サイズは47×64cm(縦目)。大きさの比較のため、菊判(15×22cm)の本を重ねてみました。

マーブル紙には同じ模様のものは1枚もなく、世界中探しても同じものは存在しません。製本工房リーブルであなただけのマーブル紙を見つけてください。